ここ最近、都心でUBER EATSの配達員をよく見ますよね。
自転車に乗ったUBERの大きな四角いリュックを背負ったアレです。
今回は、そもそもUBER EATSがどういうものなのか、なぜこんなに流行っているのか等を解説します。
UBER EATSとは
簡単にいうとフードデリバリーサービスです。
しかし、フードデリバリーならいわゆる出前をしているお店は沢山あるわけで、特に珍しいサービスとは言えないでしょう。何が普通とは違うのでしょうか。
それは、普通は出前では食べられないようなお店の料理をそのお店のデリバリースタッフではなく、UBERに登録している第三者がデリバリーしてくれるという点です。
UBER EATSの利用者は、まずUBER EATSアプリをインストールし、利用者登録します。そしてGPSで現在地を特定し、そのエリアに配達可能なお店がズラーっと表示されます。もちろん自分で店名や料理名を検索することもできます。こうして、食べたいメニューを注文します。
注文後は注文を受けたレストランパートナー(お店側)が料理を作り、近くにいる配達パートナーが完成した料理をピックアップし、利用者の現在地まで届けるといった仕組みです。
配達員のスマホには該当レストランと注文者の現在地がマップで表示され、スムーズに配達できるようになっています。決済方法は利用者があらかじめ登録したクレジットカードが利用されるため、配達員と面倒な現金のやり取りをする必要はありません。
利用者のメリット
利用者メリットとしては、都心に住んでいる人にとっては便利なサービスになり得ます。具体的には渋谷、恵比寿、青山、六本木、赤坂、麻布、広尾、目黒、三軒茶屋、品川等、利用可能範囲が限られているのが現状です。(順次拡大中)
料金面
料理自体の価格は店頭表示価格と同じかやや高めで、それとは別に配達料が380円かかります。
これが高いか安いかは考え方次第ですね。例えば夏の炎天下の中、歩いて10分かかるお店まで行ってご飯を食べるよりも、UBER EATSを利用して多少の待ち時間と配達料380円でココまで持ってきてもらった方が良いかもしれませんね。
ちなみにUBER EATSのサイト画面はこんな感じです。
マックのような安いお店も価格帯が高いお店もありラインナップは豊富です。
このようにお店のページを開くと料金が見れます。
待ち時間
待ち時間も画面に目安の時間が表示されます。また、注文が確定すると画面に到着予定時刻が表示され、「現在調理中」、「配達中」などリアルタイムで情報が更新され、一般的な出前のようにいつ着くのかわからないといったことがありません。配達員にはGPSがついており、自分の注文した料理を運ぶ配達員がどこにいるのかマップ上に表示されます。そのため、もし配達員が道に迷っていればあなたが直接連絡して助けることもできます。
配達員(アルバイト)のメリット
私はこのUBER EATSを調べて、利用者以上に配達員(アルバイト)に魅力を感じました。
メリットとしては、これらが挙げられます。
・とにかく自由
・稼げる(人による)
・職場の人間関係が皆無
・ダイエットになる
とにかく自由
UBER EATSの配達員は勤務時間が決められていません。自分が働きたいときに働きたいだけ働けるのです。
そして勤務地に関しても自由です。渋谷周辺を回りたければ渋谷を。六本木が良ければ六本木を回れば良いのです。
きわめつけは服装。なんと指定のユニホーム等はなく、私服でOKなんです。
勤務日(時間)、勤務地、服装自由という、夢のようなバイトなのです。
稼げる(人による)
これはデメリットにもなり得ますが、時給制ではなく完全出来高制です。
給料体系としては、1回の配達につきいくらか支払われます。
では、一体いくらなのでしょうか。公式サイトによると、
出典:UBER 東京
このように、レストランで料理を受け取ると300円、受け渡すと170円、レストランから配達先までの距離1kmにつき150円となります。(料金体系は地域によって異なり、この画像は東京のものです)
出典:UBER 東京
具体例を出すとこのようになり、2キロなら770円になります。
これに、「ブースト」や「インセンティブ」などが付くとさらに稼げる計算になります。(詳細はリンクから確認してくださいUBER 東京)
問題なのは、これを勤務時間内にどれだけ繰り返せるかになります。
初心者だと最低賃金を下回ることもよくあるようですが、慣れてくれば時給1100円くらいは普通だそうです。
すごい人だと日給2万超の人もいるとか。
職場の人間関係が皆無
毎回違う店舗から違う配達先へ届けるため、当然わずらわしい人間関係は存在しません。
これは人によってはかなりのメリットといえるでしょう。
しかし裏を返せば、出会いがないとも言えますね。
ダイエットになる
勤務時間中は自転車で動き回るわけですから、当然良い運動になります。
運動不足の人にとっては、バイトしながらダイエットができるので一石二鳥でしょう。
まとめ
UBER EATSは利用者からしても配達料の380円さえ払えば待ってるだけで注文した料理が来るわけですから人によっては便利でしょう。
またそれ以上にアルバイトとしての魅力が高く、時間や場所に縛られず好きなだけ働けるという勤務体系は他にはない価値があります。
調べれば調べるほど、流行っている理由がわかりました。