2018年J1リーグ開幕を前に、順位予想をいたしました。
こちらに予想順位の記載があるのでまだ見ていない人はまずはこちらからご覧ください。→2018年J1リーグ順位予想・展望
〜浦和レッズの採点〜
予想フォーメーション
①所属選手の質と量 51点(60点満点)
②監督の能力・経験・実績 12点(15点満点)
③展開するサッカーの質 8点(10点満点)
④その他の要素 8点(10点満点)
⑤主観 4点(5点満点)
総合得点 83点
予想順位 1位 (幅:1位〜5位)
① R シルバ抜けたが、国内専念の強み
昨シーズンは途中でリーグ戦をリタイアし、ミシャから堀に乗換えてACLに専念、見事に優勝してみせた。今シーズンはACLがなく、クラブもスリム化を図った。堀政権下で構想外の駒井をレンタルで出し、高木、梅崎、那須などのリザーブを完全移籍で放出。スタメンで唯一ラファエル シルバが中国二部に移籍も、9億以上の移籍金を置いて行ってくれた。
主な新加入選手としては、マリノスからマルティノス、ヴィッセルから岩波を0円で、柏から武富、そして湘南から山田直輝をレンタルバックさせた。おそらく昨シーズンにラファシが務めたポジションにマルティノスが入るのは確定。武富は武藤と左のワイドを争う形か。岩波に関しては、槙野がSBとCBどちらをメインに使われるかによって変わってくる。CBはマウリシオがおそらく確定なためあと一人の枠を阿部と岩波が争うか。槙野がCBの場合は槙野マウリシオのコンビがレギュラーになり、宇賀神が左SBになるだろう。山田直輝に関しては、インサイドハーフで勝負することになりそう。ただここは長澤と柏木のコンビが堅いだろう(青木も出来るが)。柏木が外せない理由としてはフリーキッカーがいなくなるのが1番の理由である。また、興梠不在時の「0トップ」として試されても不思議ではないだろう。
R シルバが1年で去ったことで再び、「興梠の控え不在問題」が再燃した。確かに李に1トップの適性はなく、興梠をケガで欠いた際は苦労した。しかし、ズラタンが優れたCFであることを忘れてはならない。途中出場で何度も重要なゴールを決めてきた。私は「浦和のジルー」と呼んでいる。また、R シルバの急な放出で代役を確保できなかった(結局、原口元気も復帰せず)ため、9億以上の補強資金が中断期間で使えることとなる。ここでサイドで縦に仕掛けられる選手またはCFを獲得すると私は予想している。
これらすべての要素を考え、①所属選手の質と量 を51点(60点満点)とした。
②初めてキャンプから指揮出来る堀監督
堀さんは監督経験こそ少ないものの、現場経験は多く、ACL優勝という超ビックタイトルの獲得に貢献した。途中就任になったため、自分の理想とは程遠い「場当たり的な」サッカーになってしまったが、今年はキャンプからしっかりとチームを自分色に染め上げることができるため、言い訳はできないだろう。
昨シーズンは3-6-1を捨て、4-1-4-1で守備のバランスを確保しつつのアジア制覇となったが、今シーズンはペップシティ風の4-3-3を目指していると聞く。能力を考えれば挑戦する価値はあるが、それをやるにはサネやスターリングのようなスピードスターがもう1枚欲しいところ。
真の堀監督が見れるという点では、当然昨シーズンより戦術の練度は高いはず。日本に2人しかいないoACL優勝日本人監督を高評価し、②監督の能力・経験・実績 を12点(15点満点)とした。
③堀式 強者のサッカーとは
先述の通りペップシティを参考にしてはいるものの、浸透させるのはそう簡単ではないだろう。昨シーズンはミシャ期は強者のサッカー、堀期は「場当たり的な」弱者のサッカーとなった。今シーズンはアジア王者として強者のサッカーが求められるが、それが出来るポテンシャルはあると考え、③展開するサッカーの質 を8点(10点満点)とした。
④国内専念の強みは計り知れない
レッズを優勝と予想した要因のに、ACLがないことと鹿島、川崎が今シーズンのACLで躍進すると予想していることがある。準々決勝あるいは準決勝で直接対決もあるかもしれれない。
昨年経験したが、ACLのノックアウトステージと国内リーグを並行して戦うのは、体力的にもメンタル的にも厳しい。それは他チームにも当然あてはまる。
昨シーズンのレッズの優勝を見て、レッズに敗れた川崎と国内はもうお腹いっぱいの鹿島は、例年以上にACLにかけてくるだろう。
これらを踏まえ、④その他の要素 を8点(10点満点)とした。
いかがでしたでしょうか。今回は浦和レッズを特集しました。
次回は川崎フロンターレを特集いたします。
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