宿題代行サービスが果たす役割

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誰もが1度は、いや何度もあるのではないでしょうか?夏休みの宿題に苦しめられたことが。

ここ数年で「宿題代行サービス」もようやく一般的な知名度を上げてきました。今回は、そんな「宿題代行サービス」についてお話します。

知らない人のために簡単に説明しますが、宿題代行とは名前の通り、「あなたの宿題を私がやります。料金は~円です」というものです。宿題代行を専門に扱っている会社も多数あり、1つの業界としてその道では認識されています。

例えば、読書感想文なら400字で3000~4000円、自由研究ならクオリティによって異なりますが13000~20000円くらいが相場です。ターゲットは小学生だけでなく、中学生~高校生ももちろん、大学生(卒論、就活時のエントリーシート、履歴書)、社会人でも利用者はいます。また、学校の宿題だけでなく塾の宿題を依頼するケースもあるそうです。わざわざお金を払って通っているのに、さらにお金を払って宿題までお願いするという。

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●もっと具体的にどんな人が利用しているのか

私が最初に「宿題代行」というワードを聞いたときは、「ああ、どうせ宿題がめんどくさい(わからなくてできない)層にニーズがあるんだろうな」と思っていたのですが、どうやらそれだけではないらしく、「受験のための塾での勉強を優先したい層」が多いようです。

確かに、学校の宿題は全員に共通で出されるものなので全員が全員ためになるものではないでしょう。受験生からしたら、夏休みに本を読む暇も気力もありませんし(読書感想文)、工作や受験と関係ない研究もやりたくないでしょう(自由研究)。

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●子供が直接業者とやり取りをするのか

夏休みも終盤に差し掛かり、もうどうしようもないく、親にバレたらまずい。そんな人であれば学生と業者のやり取りとなるでしょう。しかし先ほど例に挙げた受験生の場合は違います。子供の意思と関係なく親主導で依頼をかけることがほとんどです。「うちの子はこんな宿題やっても意味ない」、「受験生にとって学校の宿題は邪魔」受験生の親は大体こういう考え方なので子供に頼まれなくても勝手に依頼をしてしまいます。個人的には、親にバレたくない層は学生と業者のやり取りで「依頼→見積もり→交渉→納品→検収→支払→評価」という一連の流れを体験出来るので、相当な社会勉強になると思います。

いかがでしたでしょうか。世の中には色々な価値観を持った人がいるので感じ方は人それぞれですが、私は宿題代行に対して悪いイメージは抱きません。宿題の価値を決めるのはその人であって、やる価値がないと思えばやらなくてよいと思います。受験生が学校の宿題に時間を取られることは、合格から遠ざかることですし、夏休みにしかできないこと、自分の中で特定の趣味や熱中していることがありそれに没頭したい人にとっても宿題は障害物でしかなく、将来の自分の可能性が小さくなってしまいます。だから宿題代行を利用するのはあくまでこのような「特別な人」であってほしいです。何となく宿題が嫌とか、逃げたいみたいな気持ちの人は利用しない方が良いと思います。宿題はしっかりやれば、自分の身になるものですからね。

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