「プチプラ」という言葉。最近よく聞きますよね。
実はこの言葉、2016年頃からよく使われるようになりました。でも、実際に意味が分かる方は意外と少ないのではないでしょうか?
今回は、①どんな意味でどんな使われ方をするのか?②この言葉を流行らせたのは誰なのか?これらを中心に見ていくことにします。
①まず、純粋な言葉の意味ですが、「プチプラ=プチプライス」です。
つまり、プチプラ=安い。ざっくり言うとこういった意味になります。
次に使われ方ですが、主に美容やファッションにおいてよく使われます。
「プチプラコスメ」、「プチプラコーデ」。それぞれ、「安い価格の化粧品グッズ」、「安くてカワイイ服を使ったコーデ」という意味です。
コスメならデパートや百貨店の化粧品売り場に並ぶブランドもの化粧品ではなく、ドラックストアや100円ショップに売っているようなものを指し、服ならブランドものではなくGUやH&Mで売っているものを指します。
②では、いったい誰が「プチプラ」を流行らせたのでしょうか?
検索窓に「プチプラ」と入れると候補に出てくるのが「プチプラのあや」。早速調べてみました。
当然ながらすごい人でした。LINEブログ購読者約12万人、インスタグラムのフォロワー約18万人、youtubeチャンネル登録者数約10万人、ファッション関連のアプリで1番のシェアを誇る「WEAR」のフォロワーは約40万人でした。
言ってみれば、「カリスマブロガー・youtuber」という感じですね。
モデル事務所に所属しておらず、TVにも出ているわけではありません。SNSを通じて彼女のファッションやメイクが口コミで広がり、一大ブームを巻き起こしたということです。すごいですよね。
これに影響されて、他のファッション系youtuberもプチプラを扱った動画をこぞってUPするようになりましたし、雑誌にも取り上げられるようになりました。若い女性でこの言葉を知らない人は少ないでしょう。
流行は若者が作るとはよく言われますが、もはやTVに出てるとかモデルであるとかは関係なくて、「一般の人」であってもしっかり情報発信をしていればSNSや口コミで広がって一世を風靡できる。実力があれば、クオリティが確かであればしっかり評価される。今はそういう世の中なんだなぁ。そう思います。
最後に、本来は安い服やモノを着たり使ったりしてることって、あんまり自分から進んで人に言いたくないことですよね。100円ショップの化粧品やGUの服でも「プチプラ」という新しい言葉を使うことで、主張しやすくなったんじゃないかなと思います。ダサさが隠されると言うか。
簡易宿泊所→ゲストハウス
ジーパン→デニム
バイキング→ビュッフェ
このように、古いあるいはややダサくなったような言葉も新しく横文字の言葉にリフォームすることでまた使われるようになるのかなと。そんなことを思ったり思わなかったりです。
いかがでしたでしょうか。女性の方で高い化粧品を使っていたり、割高な服を着ている人がいたら、プチプラコーデやプチプラコスメを参考にしてみてはいかがでしょうか。