2018年J1リーグ開幕を前に、順位予想をいたしました。
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川崎フロンターレの採点
予想フォーメーション
①所属選手の質と量 50点(60点満点)
②監督の能力・経験・実績 12点(15点満点)
③展開するサッカーの質 10点(10点満点)
④その他の要素 6点(10点満点)
⑤主観 4点(5点満点)
総合得点 82点
予想順位 2位 (幅:1位〜8位)
① 昨季のメンツ+齋藤学、大久保
昨シーズンは初のリーグ優勝。クラブに初めてのタイトルをもたらした。ACLでも優勝した浦和と互角以上の戦いを演じた。車屋の退場がなければ間違いなく次のラウンドに進んでいただろう。11月にルヴァン杯ファイナルでも敗れ、ほぼ同時期に2つのタイトルが消滅したものの、リーグ優勝でそれを帳消しにした。
主な新加入選手は隣町の大エース齋藤学の0円移籍。大久保嘉人の復帰だろう。齋藤はケガでしばらく出れず、トップフォームが取り戻せる確証も無いが、戻れば川崎にとっては左サイドのファーストチョイスとなるだろう。大久保に関してはルーニーのような使われ方で本人も納得しているだろう。CF、トップ下、サイド、ボランチ。どこでもクオリティを発揮できるだろう。
放出に関しては、若手有望株を2人レンタルに出した。三好は札幌、板倉は仙台に移籍となった。すでに戦力になっていて将来有望な二人を同時に出すのは、選手層的に大丈夫なのかと心配になるが、これが王者の余裕ということだろう。そして忘れてはいけないのが多額のDAZNマネー(優勝賞金)を手にしたということ。中断期間で足りない箇所にいい選手が買えることは大きなアドバンテージとなるだろう。
これらすべての要素を考え、①所属選手の質と量 を50点(60点満点)とした。
②冠をもたらした鬼木監督の功績は大きい
風間監督が長く指揮をした事で「ボールを保持する」事がクラブとして当たり前となっていた。川崎のサッカーは各地で絶賛され、実際に強くもあった。ただ、タイトルだけが足りなかった。そこに鬼木さんを招聘し初年度に見事リーグ優勝。監督経験自体は少ないが、ビッグタイトルを獲得した。
また、ACL準々決勝では車屋が退場した際、すぐさま中村憲剛を交代させるという「非情さ」も監督としては必要な要素である。ただ、結果論ではあるが中村憲剛は残すべきであった。(レッズの選手も憲剛さんがいた方が怖かったと)
総合的に判断し、②監督の能力・経験・実績 を12点(15点満点)とした。
③全ての観客を魅了する
サッカーの質に関して、川崎に敵うチームは国内には無いだろう。もしかしたらアジアでもそうかもしれない。そのくらい川崎のサッカーは洗練されている。とにかくボールを奪われない。ボールが止まらない。風間時代はタイトルに縁がなかったが、もしかするとタイトルよりも重要なものをクラブに残したかもしれない。文句なしで、③展開するサッカーの質 を10点(10点満点)とした。
④ACLが取れるレベルにある
そんな川崎を優勝予想しない理由に、ACLの存在と、浦和レッズにそれが無い事が大きいと感じるからだ。昨シーズンのレッズの優勝と、退場がなければレッズに勝っていたであろう敗戦、リーグ優勝したという事実から、今シーズンの川崎にとってACLのプライオリティーは高いはず。そしてそれを可能にする戦力とサッカーの質がある。少なくとも準決勝までは行くだろう。(アクシデントがなければ)
そうなると当然、国内リーグは難しくなる(体力的にもメンタル的にも)。それにもかかわらず三好と板倉をレンタルに出してしまった。リーグとACLの2冠を本気で狙うのであれば、ACL前や後のリーグ戦やルヴァン杯で彼らを使う事が出来たのに。
これらを踏まえ、④その他の要素 を6点(10点満点)とした。
いかがでしたでしょうか。今回は川崎フロンターレを特集しました。
次回はセレッソ大阪を特集いたします。
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