H1 サッカー界を大きく変動させたVAR
2022年カタールワールドカップで世界中を賑わせた大人気スポーツのサッカー。そんなサッカーで近年話題となっているのがVARです。ビデアシスタントレフェリーの略であり、フィールドとは別の場所から試合映像を確認し、主審のサポートをする審判のことを指します。2016年から導入され始めたVARは、今ではほとんどの公式戦で使用されておりJリーグでは2021年から本格的に使用されるようになりました。
VARの導入によって大きく変化したのは、プレイ中に起きた「曖昧な事象」が明確になったことです。これまでノーファールとされてきたプレイがファール判定されたり、ノーゴールになったりと誤審が生まれないようになりました。
H2 VARは全て正確に判断されるわけではない
「VARがあるなら全てのプレイが正しく判断される」と思う方もいるかも知れません。しかし、全ての事象にVARが使用されるというわけではありません。VARの目的は「はっきりとした明白な間違い」をなくすことです。仮に全てのプレイにVARが介入したら試合が進みませんよね。
VARは近年の最新テクノロジーを駆使した技術であり便利ではあるものの、プレイの判定を全て頼るわけではありません。あくまでサポートであり、最終的に決定を下すのはフィールドに存在する主審なのです。
H2 VARはどのような時に介入する？
VARが発生するタイミングは、「主審が確認できなかった重大な事象」と以下4つのシーンです。
・PKシーン
・退場シーン
・警告退場の間違い
・得点シーン
主審は常にフィールド上を駆け巡ってプレイヤーを確認していますが、コート上には必ず死角になるシーンが生まれます。そのような主審が確認できないシーンの際に、VARが介入され主審にサポートを行います。VARが介入されたからといって必ず判定が変わるわけではなく、そのままの判定になることもあります。
各国のリーグだけではなく国際試合などでも導入されており、サッカーをみる視点が以前とは異なってきました。そのため、プレミアリーグ ブックメーカーや優勝予想する際もVARの存在を考えなければいけなくなりました。プレイヤーだけではなく、サッカーファンにとっても大きな変化をもたらしたVARをしっかりと理解しておきましょう。
